新卒で海外就職したらどうなる?実際にやってみたブログ

フィリピンに留学、新卒で海外就職した日本男児のブログ

【新卒で海外就職】フィリピンセブ島でIT企業に入社

今回は新卒でフィリピンセブ島にある某外資系企業に就職した話をしたいと思います。セブ就職、海外新卒就職を考えている人は参考にしてみてください。

 

経緯〜フィリピン大学で落ちこぼれる〜

大学4回生時にフィリピン大学に私費留学したものの(他記事参照)、フィリピン大学の高いレベルについてゆけず自主中退。通用しなかった悔しさから日本に帰らずフィリピンで就職しビジネスの世界で頑張ることを決意。

 

タイムライン
2018年(大学4回生時)

8月フィリピン大学留学開始

12月フィリピン大学自主中退


2019年

1月企業にコンタクト

2月数回の電話面接→内定

3月セブに移住、日本の所属大学卒業

4月セブで新卒入社

   


就活方法〜海外求人を発見、駄目元で応募〜

フィリピン大学で学ぶモチベーションを失い、マニラにあるインターンに数社応募。しかしながら期間やスキルの問題で全て落ちてしまう。そこで失意の中、海外求人を取り扱う求人サイトをチェックし、記載して問い合わせフォームから応募。その後、企業の人事から個人のGmailに返信が来た。カバーレターと履歴書(英文、日本語)を送付した。

 

海外で働くメリット
圧倒的な自由、まっさらキャンバスに自ら人生を描く

海外で働く醍醐味は自分自身で自由にキャリアを描くことができることだと思う。一度レールを外れれば、転職ありきの人生だと割り切れるため今いる会社に固執する必要がない。メンタル的に無敵に(?)


ストレスレスな世界

日本で働くよりもストレスが少ないと思う。周りの目を気にせずに生活できるはず。フィリピン人って日本人よりもいいやつが多いと思う。心が広いというか、他人に興味がないというか。自分を含め日本人が陰気すぎるということもある。


飲み会ゼロ?プライベートのオンとオフがはっきり

仕事がプライベートに介入してくることがない。これは上司との飲み会がほとんどないというのが大きい。休日出勤もほとんどない。(企業やプロジェクト、役職によると思うが)大学の同期で日本で就職した友達は、上司との飲み会で疲弊している者も少なくない。しかし、ここセブでは出たくない飲み会やイベントには参加しなくても良い風潮(?)がそこはかとなく漂う。実際会社のイベントの出席率も悪いことも(笑)


実践的な語学を学べる環境

ビジネスの現場で英語を使って業務をできる環境に身を置けるのでスピーキング、リスニングは特に上達した。フィリピン人が多いチームに配属されれば英語でのコミュニケーションは必須となるからだ。参考までに入社前800点だったTOEICは1年間で900点まで上昇した。TOEICでの点数だけでなく使える英語が身についたと実感している。


常に海外旅行気分

毎日が異文化体験。価値観が覆されることが多く、驚きにあふれた日々を過ごせる。

 

外国人の友人ができる

オフィスにはフィリピン人の同僚が溢れているのでプライベートの時間ではハングアウトしたりも。お祭り好きのフィリピン人はしょっちゅうホームパーティを開いて友人や近所の人を招待する。どこから出てくるんだその予算、、、まじで謎な部分。


海外で働くデメリット

孤独に打ちひしがれる日々

日本で働いていても起こりうることだが会社以外で友達ができない。みずから出向いて新しいコミュニティに参加しなければ友達を作れないのだ。また、海外にいるので学生時代の友人と気軽に会うこともかなわないのが現実だ。


社会人失格。日本的なビジネススキル、社会常識が付かない

社内教育がないため日本的なビジネススキル、社会常識といわれる作法を学ぶ機会がない。入社して1年たつが未だに名刺の渡し方だったりメールの書き方がわからないのが現実だ。上司もフィリピン人のため、見て学ぶようなことができない。


目指すべきロールモデルがいない

新卒海外就職というケースが稀すぎて自分がめざすべきロールモデルになりうる先輩に出会えないのが問題だ。現地就職は9割がた中途採用なので新卒入社の自分と比較できない。


一寸先は闇、先の見えない将来

上記の項に通じるが、キャリアモデルが参考にならないため自分の将来を自分で決めなければならない。両親ともに日本人である筆者は将来的には日本に帰るため、転職ありきで人生を設計する必要があるのだ。そのためのスキルや経験を自ら養わなければならない。

 

以上でフィリピン就職、新卒海外就職のメリット、デメリットを紹介しました。デメリットとして挙げられている項目が深刻かもしれませんが、もちろんトータルではメリットが勝ってます。海外では外に出て、自分で行動しなければ何も始まらないということを実感しました。